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2011年12月4日日曜日

学院祭

12月3日、4日と東京ロシア語学院の学院祭に行ってきた。3日は、仕事をある程度までこなして15時頃、学院に行った。ボルシチを食べたかったのだが、あいにく売り切れ。仕方なく、教職員の方々によるカフェ”Россия”(ロシア)でペリメニ、ビネグレット(ビーツのサラダ)、コーヒーをいただく(450円)。15時から2年生による語劇"”Бобок”(ボボーク)を見る。ドストエフスキーの短編をお芝居にしたものらしい。まったく理解できず。ロシア語はさすがにうまい。

12月4日はボルシチを食べるべく、少し早めに行くことにする。もっと早く行きたかったのだが、仕事があるのに少しも仕事をせずに「遊びに」行ってしまうのはどうも気が引ける。やはりある程度は仕事を終わらせて、気分良く出かけたいものだ。前日よりも1時間早く、14時頃、学院に着いたのだが、ボルシチは売り切れ。土曜日よりも来訪者が多かったのではないかと思う。仕方がないので、3年生のカフェ”Снег”(雪)でピロシキとコーヒーのセットをいただく(200円)。15時から1年生の語劇”Снежная королева”(雪の女王)を鑑賞。なんというか、かわいくてほほえましい。

きのうの「ボボーク」に比べると、「雪の女王」は良く理解できたし、楽しめた。理由は3つある。まず「雪の女王」は、カイがいなくなってゲルダがカイを探しに行く話だということを、ぼんやりと知っていたこと。2つめに、「ボボーク」は場面に動きがなく、物語がほとんど登場人物のセリフによって語られるため、セリフが聞き取れないと何が起こっているのかまったくわからないのに対し、「雪の女王」は舞台に動きがあり、目で見ているだけでカイとゲルダが何をやっているのかが、だいたいわかること。3つ目に、セリフや語りに使われているロシア語はそれぞれの学年の学習レベルに合わせているのか、「雪の女王」のセリフが結構聞き取れたこと(先生によると、学生が自分で脚本を準備したのだという)。

「雪の女王」ではカラスとトナカイみたいな動物の2役を演じた男子学生の台詞回し、仕草、表情がユーモラスで、会場の笑いを誘っていた。学生たちに混じっておじいさん役を演じていた先生も、いい味を出していた。

1階ではロシア語書籍のバザーをやっていたが、ロシア語の本、辞書、参考書のどれを買っても、たぶん読まずに終わってしまいそうなので、何も買わなかった。オジェゴフの露露辞典(53,000語の方)はやや心が動いたが、語彙数が5,000語くらいにならないと使いこなせないであろう。

…ドストエフスキーの短編「ボボーク」については、中村健之介著「ドストエフスキー人物事典」(講談社学術文庫、旧版は朝日選書から出たらしい)に概略が出ている。この本ではドストエフスキーのすべての小説が解説されており、この作家に興味がある人にとってはなかなか便利な本である。ただし、1,600円と文庫にしてはちょっとお高い(ページ数も500ページ超と大部であるので仕方がないかもしれないが)。